川西市貸し農園。福竹ファームで、ナスの青枯病が発症したのか。
葉が緑色のまま急激にしおれ、ナスは回復せず枯れ始めています。
ナスの青枯病の原因は、原因は土壌病原菌と言われています。
特に梅雨明けで、気温が急激に上昇する時期から発病が始まります。
最初は数枚の葉が水気を失ったようにしおれ、その後全株がしおれる。
1~2日間で進行し、ナスの葉は緑色のまましおれて色あせていきます。
この病気は土壌伝染するので、菜園の発生跡地への連作は避けます。
しかも病原菌は高温を好み、梅雨明けから夏は要注意です。
防除法としては、薬剤散布での土壌洗浄しか方法がありません。
適用薬剤としては、バリダシン液剤の希釈剤が使われます。
病原菌は被害茎葉と共に土壌中に入り、長く生き残って土壌伝染します。
土壌消毒の確実な時期は、夏季7~8月の湛水処理も効果がります。
原因は土壌病原菌で、来年もまた同じ病気が出る恐れがあります。
他の号地では発症しておらず、外部から持ち込まれた可能性もあります。
バリダシン液剤は、とても危険な薬剤で、取り扱いに注意が必要です。
他の場所から苗を移植するときは、こういう注意が必要ですね。
参考)
なす青枯病の特徴
病徴(萎れ⇒褐変⇒枯死)は急速に進行し、被害が甚大。
水分を含んだ土壌中で5年以上生存できる。
水によって容易に伝搬される。
多犯性でナス科植物以外にも広範の植物を侵す。
例:いちご(バラ科)、しゅんぎく(キク科)、だいこん・かぶ(アブラナ科)、しそ(シソ科)他
いったん土壌が本菌に汚染されると、土壌くん蒸剤でも防除が困難。
高温条件(25~35℃)で発病が激しくなる。
引用: http://www.greenjapan.co.jp/validacin_e5.htm