ホームセンターの肥料コーナーに行くと、必ずといっていいほど並んでいるのが鶏糞です。値段も手ごろで、昔から家庭菜園でよく使われてきた有機肥料ですが、「乾燥鶏糞」と「発酵鶏糞」の違いがよく分からないまま使っている方も多いのではないでしょうか。今回は、鶏糞肥料の特徴と使い方について整理していきます。
鶏糞は、鶏の排泄物を原料にした肥料です。植物の生育に欠かせない三大要素、窒素・リン酸・カリがバランスよく含まれているのが特徴で、価格も比較的手ごろなことから、家庭菜園から農業まで幅広く使われています。
牛糞堆肥などと比べると肥料成分の濃度が高めで、少量でもしっかり効くタイプの有機肥料といえます。
鶏糞は、製造の工程によっていくつかの種類に分かれます。
初めて鶏糞を使う場合や、においが気になるベランダ菜園などでは、発酵鶏糞や炭化鶏糞を選ぶと扱いやすいでしょう。
鶏糞は、主に元肥として使われることが多い肥料です。
未熟な状態の鶏糞をすき込んだ直後に種をまいたり苗を植えたりすると、ガスが発生して根を傷めることがあるとされています。特に乾燥鶏糞を使う場合は、余裕をもったタイミングで施すよう心がけています。
鶏糞を使う際は、次のような点に気をつけるとよいでしょう。
うちの畑では、元肥として発酵鶏糞をよく使っています。においが控えめなので作業がしやすく、土になじむのも早いように感じています。乾燥鶏糞は価格の安さが魅力ですが、その分すき込んでから植え付けまでの期間を、少し長めに取るようにしています。
肥料は「多ければ多いほどよい」というものではなく、野菜の様子を見ながら量を調整することが、結局は一番大切だと感じています。
Q. 鶏糞と牛糞、どちらを使えばいいですか?
鶏糞は肥料成分が濃く即効性寄り、牛糞は土壌改良効果が中心とされています。目的に応じて使い分けたり、併用したりするとよいでしょう。
Q. 鶏糞のにおいが気になります。対策はありますか?
発酵鶏糞や炭化鶏糞を選ぶと、においが抑えられています。すき込んだ後によく土となじませることも効果的です。
Q. プランター栽培でも使えますか?
使用できますが、量が多くなりすぎないよう注意し、においの少ないタイプを選ぶと扱いやすいでしょう。
Q. 元肥と追肥、どちらにも使えますか?
どちらにも使用できますが、元肥として使われることが多い肥料です。追肥として使う場合は、株元から少し離して施しましょう。
Q. 未熟な鶏糞を使うとどうなりますか?
ガスの発生などにより、根を傷める原因になることがあるとされています。植え付けまでの期間に余裕を持たせることが大切です。
鶏糞はコストパフォーマンスに優れた有機肥料です。タイプごとの特徴を知って、上手に使い分けてみてください。