「昨日まで元気だった苗が、今朝見たら根元からポキッと倒れていた」という経験はありませんか。それは、ネキリムシの被害かもしれません。今回は、ネキリムシの被害の特徴と、対策方法について整理していきます。

※イメージ画像です(AIにより生成)
この記事でわかること
- ネキリムシとはどんな虫か
- 被害の特徴
- 見つけ方のコツ
- 対策と予防方法
1. ネキリムシとはどんな虫か
ネキリムシは、ヤガ類の幼虫の総称で、夜間に活動して植物の茎を食害することからこの名がついています。日中は土の中に潜んでいるため、被害に気づいても、虫の姿を見つけられないことが多いのが特徴です。
トマト、ナス、キュウリ、ホウレンソウ、小松菜、キャベツ、ジャガイモ、大根、カブ、ネギ、ブロッコリーなど、幅広い野菜が被害の対象になるとされています。特に、発芽したばかりの小さな苗や、定植直後の若い株が狙われやすいので注意が必要です。
2. 被害の特徴
ネキリムシの被害には、次のような特徴があります。
- 株元からきれいに切り倒される: まるでハサミで切ったように、茎の根元がすっぱりと折れている
- 一晩で被害が広がる: 夜間に活動するため、朝になって被害に気づくことが多い
- 苗が突然消える: 茎ごと土の中に引き込まれ、苗自体が見当たらなくなることもある
「昨日まで元気だったのに」と驚くような、突然の被害が特徴です。うちの畑でも、定植直後の苗が朝になって倒れているのを見つけたときは、まずネキリムシを疑うようにしています。
3. 見つけ方のコツ
ネキリムシは日中、土の中に潜んでいるため、次のような方法で探すとよいでしょう。
- 被害株の根元を掘る: 倒れた株の周りの土を、数センチほど掘ってみる
- 幼虫を探す: 数センチサイズの、イモムシのような幼虫が見つかることが多い
- 浅い場所を中心に探す: 中齢〜老齢の幼虫は、比較的浅い場所に潜んでいることが多いとされている
見つけた幼虫は、そのまま捕殺するのが基本的な対処法です。土を掘る作業は手間に感じるかもしれませんが、被害の原因を特定できると、その後の対策も立てやすくなります。
4. 対策と予防方法
ネキリムシの被害を防ぐために、次のような対策があります。
- 見つけ次第、捕殺する: 被害株の周りを掘って、幼虫を見つけて取り除く
- 防虫ネットを使う: 成虫(蛾)が飛来して卵を産みつけるのを防ぐ
- 苗を筒状のもので囲む: ペットボトルを輪切りにしたものなどで、苗の根元を囲んで保護する
- 農薬(ネキリベイトなど)を使う: 誘引・駆除効果のある薬剤を土に混ぜ込む方法もある
特に、定植直後の若い苗は被害を受けやすいため、この時期に重点的に対策をしておくと安心です。ペットボトルを使った囲いは、身近な材料で手軽にできる方法としておすすめです。
5. うちの畑での実感
ネキリムシの被害は、本当に突然やってくるという印象があります。前日まで何ともなかった苗が、朝には倒れているという経験を、何度もしてきました。
それでも、定植直後にペットボトルで苗を囲っておくようにしてからは、被害がかなり減ったと感じています。手間はかかりますが、大切に育てた苗を守るための、ちょっとした一手間だと思って続けています。
よくある質問(FAQ)
Q. ネキリムシはどの時期に注意が必要ですか?
特に、苗を定植した直後や、発芽したばかりの時期に注意が必要とされています。
Q. 一度被害にあった場所は、また発生しますか?
土の中に幼虫が潜んでいる可能性があるため、周辺の土をよく確認し、見つけた幼虫は取り除くことをおすすめします。
Q. 防虫ネットだけで防げますか?
成虫の飛来を防ぐ効果は期待できますが、すでに土の中にいる幼虫には効果がないため、他の対策と組み合わせるとよいでしょう。
Q. ペットボトルで苗を囲む方法は、どのくらいの期間続ければいいですか?
苗がある程度大きく育ち、茎がしっかりするまでの期間が目安とされています。
Q. 農薬を使わずに防ぐことはできますか?
捕殺やペットボトルでの保護など、農薬を使わない方法でも一定の効果が期待できます。
まとめ
- ネキリムシはヤガ類の幼虫で、夜間に活動して株元を食害する
- 被害株の根元を掘ると、幼虫が見つかることが多い
- 防虫ネットやペットボトルでの保護が、身近な対策になる
- 特に定植直後の若い苗は、重点的に注意する必要がある
ネキリムシの被害は突然でショックを受けるものですが、対策を知っておけば、被害を減らすことができます。大切な苗を守るために、ひと手間かけていきましょう。

