葉に触れたときに、小さな白い虫がふわっと飛び立った経験はありませんか。それはコナジラミの可能性があります。今回は、コナジラミの見分け方と、家庭菜園でできる対策方法について整理していきます。

※イメージ画像です(AIにより生成)
この記事でわかること
- コナジラミとはどんな虫か
- 見分け方
- 発生原因
- 対策方法
1. コナジラミとはどんな虫か
コナジラミは、体長1mmほどの小さな白い昆虫で、成虫・幼虫ともに口針を植物に突き刺して汁を吸います。名前に「ジラミ」とついていますが、シラミの仲間ではなく、カメムシに近い分類の昆虫とされています。
被害が進むと、単に養分を吸われるだけでなく、排泄物によって葉や果実にすす状の黒いカビ(すす病)が発生したり、ウイルス病を媒介したりすることもあるとされています。見た目以上に、注意が必要な害虫の一つです。
2. 見分け方
コナジラミは、次のような特徴から見分けることができます。
- 葉に触れると白い虫が飛び立つ: 成虫は葉に止まっていることが多く、株を揺らすと一斉に飛び立つ
- 葉の裏を確認する: 卵や幼虫は、葉の裏側に付着していることが多い
- すす病のような黒い汚れ: 排泄物(甘露)が原因で、葉や果実の表面が黒っぽく汚れることがある
- 株の萎縮: ウイルス病を媒介された場合、株全体が萎縮するなどの症状が出ることもある
うちの畑でも、葉を軽く揺らして白い虫がふわっと舞うようであれば、コナジラミの可能性を疑うようにしています。姿を見てすぐに気づけるという点では、比較的分かりやすい害虫かもしれません。
3. 発生原因
コナジラミの発生には、種類や気候による違いがあるとされています。
- 暑さに強い種類(タバココナジラミなど): 寒さには弱く、野外では基本的に越冬できないとされている
- 寒さに比較的強い種類(オンシツコナジラミなど): 関東以西では野外でも越冬する場合があるとされている
- 雑草からの移動: 畑周辺の雑草に寄生し、そこから野菜へ移動してくることがある
- 乾燥した環境: 乾燥を好む性質があるとされている
種類によって発生のしやすさが異なるため、「暖かい時期に急に増えた」というケースもあれば、「越冬して春先から発生する」というケースもあるようです。
4. 対策方法
コナジラミの対策としては、次のような方法があります。
- 葉の裏にも水をかける: 乾燥を嫌う性質を踏まえ、葉の裏を乾燥させないよう水やりを工夫する
- 黄色い粘着トラップを使う: コナジラミも黄色に誘引される性質があるとされ、トラップとして活用できる
- 周辺の除草を徹底する: 畑の外の雑草を取り除き、除草した草はその場に放置せず処分する
- 防虫ネットを活用する: 飛来を物理的に防ぐ
- 複数の対策を組み合わせる: 一つの方法だけに頼らず、組み合わせて対応することが効果的とされている
除草した草を畑の近くに放置してしまうと、そこから再びコナジラミが移動してくることがあるため、処分の仕方にも気を配るとよいでしょう。
5. うちの畑での実感
コナジラミは、見た目にも分かりやすく飛び立つので、発見のしやすさという点では助かっています。ただ、放っておくとすす病のような二次的な被害につながることもあるため、見つけたら早めに対処するよう心がけています。
畑の周りの除草をこまめに行うようになってから、以前より発生が落ち着いたように感じています。虫そのものだけでなく、畑全体の環境を整えることが、結局は一番の対策になると実感しています。
よくある質問(FAQ)
Q. コナジラミはどの野菜につきやすいですか?
トマトやナス、キュウリなど、幅広い野菜で見られるとされています。
Q. 黒い汚れはコナジラミが原因ですか?
コナジラミの排泄物(甘露)が原因で、すす病のような黒い汚れが発生することがあるとされています。
Q. 冬になれば自然にいなくなりますか?
種類によって異なります。暑さに強く寒さに弱い種類は越冬しにくいとされていますが、寒さに強い種類は野外で越冬する場合もあります。
Q. 黄色いトラップはどこに置けばいいですか?
被害が見られる株の近くや、畑の入り口付近に設置すると効果的とされています。
Q. ウイルス病が心配です。どうすればいいですか?
株の萎縮など気になる症状が見られる場合は、早めに株を取り除くなどの対応を検討し、心配な場合は専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
- コナジラミは白い小さな昆虫で、株を揺らすと飛び立つのが特徴
- 葉の裏の卵・幼虫や、すす病のような黒い汚れも発生のサイン
- 乾燥した環境や周辺の雑草が、発生の原因になりやすい
- 葉水・黄色いトラップ・除草など、複数の対策を組み合わせることが効果的
コナジラミは見つけやすい分、早めの対応がしやすい害虫でもあります。畑全体の環境を整えながら、日々の観察を続けていきましょう。

