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里芋の収穫時期|葉っぱの目安・霜の前・掘り方の手順

畑で黄色くなり始めた里芋の大きな葉と、掘り上げた里芋の株を置いたコンテナ 野菜別の育て方

畑で黄色くなり始めた里芋の大きな葉と、掘り上げた里芋の株を置いたコンテナ

※イメージ画像です(AIにより生成)

結論から言うと、里芋の収穫の目安は、「葉の緑が黄色くなり始め、葉が少し垂れてきたころ」で、霜が降りる直前、または薄い霜に1回あたったころが適期とされています。JAいがふるさとの公開記事(板木利隆氏)には、サトイモは寒さに弱く、1〜2回霜を受けただけで葉は容易に枯れてしまうが、このころが収穫期の限界。掘り遅れると、品質を損ねるだけでなく、貯蔵した場合の故障芋が多くなってしまうと書かれています。

この記事では、公開資料をもとに、収穫時期の見極め方と、掘り方の手順を整理します。収穫のあとの保存は、関連記事「里芋の保存方法」でまとめています。

この記事でわかること

  • 収穫時期の目安(葉の様子・霜)
  • 試し掘りのすすめ
  • 掘り方の手順
  • 子芋・孫芋の外し方
  • 掘った直後の扱い
  • 公開資料で確認できなかったこと

収穫時期の目安

葉の様子で見る

JAいがふるさと・JAちばみらいの記事には、次のように書かれています。

  • 秋になって盛んに育ち、肥大した里芋は、晩秋に入ると育ちが止まり、収穫期に入る
  • 収穫適期の目安は、葉の緑が黄化し始め、葉が少し垂れ気味になったころ

つまり、葉っぱが、まだ元気に青々としているうちは、芋がまだ太っている途中の可能性がある、ということです(筆者の整理)。

霜との関係

JAいがふるさとの記事には、次のように書かれています。

  • 霜が降りる直前、もしくは1回ぐらい薄霜に見舞われたころが、収穫の適期
  • これより遅れると、品質を損ねるだけでなく、貯蔵の日持ちが悪くなってしまう

初霜の時期は、地域によって異なります。お住まいの地域の初霜の目安は、関連記事「霜よけ・霜対策」で確認方法を整理しています。

「基準の地域」に注意

JAちばみらい・JAいがふるさとの記事には、関東南部以西の平たん地を基準に作成していると書かれています。寒冷地や山間部では、収穫の時期が早まることが考えられます(筆者の注意。公開資料に具体的な日付はありません)。

試し掘りのすすめ

富山県の「さといも栽培マニュアル」(産地向けの資料)には、収穫について、次のように書かれています。

  • 試し掘りを行い、1株当たりの重量やL以上比率を勘案して、収穫開始時期を決める
  • 晴天日が続き、土壌がよく乾いた状態で掘り取る

家庭菜園でも、葉の様子を見ながら、1株だけ先に掘って、芋の大きさを確かめる方法が考えられます(筆者の整理。家庭菜園向けの公開資料には、試し掘りの具体的なやり方は書かれていませんでした)。

掘り方の手順

JAいがふるさと・JAちばみらいの記事をもとに、手順を整理します。

手順 内容(公開資料)
① 葉を刈る あらかじめ、葉柄を地上4〜5cm(JAいがふるさと)、または葉身を地上5〜6cm(JAちばみらい)の高さで、鎌で刈り取っておく
② 掘り上げる 芋や根は強大に張っているので、株の側方に大きくクワを打ち込み、子芋や孫芋を外さないよう注意して、株全体を丁寧に掘り上げる
③ すぐ使う分は外す すぐに利用する場合は、その場で、すべての子芋、孫芋、ひ孫芋を親芋から取り外す
④ 貯蔵する分は外さない 貯蔵する場合は、子芋・孫芋などを外さないよう、特に注意して取り扱う。外れてしまうと、その傷口から傷み始めるので、貯蔵中の故障株が多くなる

子芋・孫芋の外し方

多数の株を効率よく取り外すには、外側の外れやすい子芋を取り除き、残った株を手で持ち上げて、大きなビール瓶(肉厚で壊れにくいもの)などで、横から強く打つと、意外に傷つかずによく外れ落ちると、JAの記事に書かれています。

この方法は、瓶が割れる危険があります。厚手の手袋や保護メガネなど、安全に配慮して行ってください(筆者の注意)。

掘る日の天気

富山県のマニュアルには、晴天日が続き、土壌がよく乾いた状態で掘り取ると書かれています。雨のあとに掘ると、土が重く、芋が傷みやすくなることがうかがえます(筆者の整理)。

掘った直後の扱い

風乾

富山県のマニュアルには、掘り取り直後の調整は、皮を傷めるので、2〜3日風乾後、親子分離機などを用いて、親芋から子芋・孫芋を分離すると書かれています(産地向けの機械を使う作業の記載です)。家庭菜園で、手で外す場合の、風乾の日数の目安は、書かれていませんでした。

光に当てない

富山県のマニュアルには、さといもは、可食部が地下茎の肥大した球茎で、日光に当たると、芋が緑化し、規格外となると書かれています。掘り上げたあとは、直射日光に長くさらさないほうがよいと考えられます(筆者の整理)。

寒さに弱い

富山県のマニュアルには、芋の貯蔵適温は8〜10℃で、6℃以上が必要。5℃以下の低温に長時間遭遇すると、障害(頂芽枯死、腐敗)が発生すると書かれています。掘った芋を、寒い屋外や、冷蔵庫に長く置くことは避けるほうがよい、ということです(筆者の整理)。保存の方法は、関連記事「里芋の保存方法」で整理しています。

収穫時期のチェックリスト(筆者の整理)

以下は、公開資料をもとにした、筆者の整理(掘る前に確認したいことの例)です。

確認すること 根拠
葉の緑が黄色くなり始め、少し垂れてきたか JAいがふるさと・JAちばみらい
天気予報で、霜の予報が出ていないか JAいがふるさと(霜の直前〜薄霜1回が適期)
1株だけ試し掘りして、芋の大きさを確かめたか 富山県のマニュアル(試し掘り)
晴れの日が続き、土が乾いているか 富山県のマニュアル
貯蔵する分の株は、子芋を外さないつもりか JAちばみらい
掘ったあと、置いておく場所は、日光と寒さを避けられるか 富山県のマニュアル

公開資料で確認できなかったこと

  • お住まいの地域(兵庫県・関西)の、具体的な収穫時期(何月何日ごろ)
  • 植え付けから何日で収穫、といった日数の目安
  • 品種ごとの収穫時期の違い(富山県のマニュアルには、品種の例が書かれていますが、家庭菜園向けの詳細は確認していません)
  • 家庭菜園での、試し掘りの具体的なやり方
  • 掘ったあとの風乾の、具体的な日数(家庭菜園向け)
  • 霜が降りたあと、何日以内に掘れば品質が保てるか

よくある質問(FAQ)

Q1. 里芋は、いつ収穫すればいいですか。

JAの記事には、葉の緑が黄化し始め、葉が少し垂れ気味になったころが収穫適期の目安。霜が降りる直前、もしくは1回ぐらい薄霜に見舞われたころが適期と書かれています。

Q2. 霜にあたってしまったら、どうなりますか。

JAの記事には、サトイモは1〜2回霜を受けただけで葉は容易に枯れてしまうが、このころが収穫の限界。掘り遅れると、品質を損ねるだけでなく、貯蔵した場合の故障芋が多くなると書かれています。

Q3. 葉っぱがまだ青いときは、掘ってもいいですか。

葉が黄色く、垂れてくるのが、収穫の目安として書かれています。葉が青いうちは、芋の肥大が続いている可能性があります(筆者の整理)。1株試し掘りをして確認するのがよいでしょう。

Q4. 子芋はどうやって外しますか。

JAの記事には、すぐ使う場合は、その場で、すべての子芋・孫芋・ひ孫芋を親芋から外す。外側の外れやすい子芋を取り除き、残った株を横から、肉厚のビール瓶などで強く打つ方法が紹介されています。貯蔵する分は外さないようにします。

Q5. 掘った里芋は、冷蔵庫に入れてもいいですか。

富山県のマニュアルには、貯蔵適温は8〜10℃で、5℃以下の低温に長時間遭遇すると、障害(頂芽枯死、腐敗)が発生すると書かれています。冷蔵庫で保存する場合の、具体的な方法や期間は、今回確認した公的資料では確認できませんでした。

まとめ

  • 収穫の目安は、葉の緑が黄色くなり始め、葉が少し垂れてきたころ。霜が降りる直前、または薄霜1回のころが適期
  • 掘り遅れると、品質が落ち、貯蔵中の故障芋が増える
  • まず1株試し掘りをして、芋の大きさを確かめる。晴れが続き、土が乾いた日に掘る
  • 葉を刈り、株の側方にクワを入れて、子芋を外さないように株ごと掘り上げる
  • 掘ったあとは、日光と寒さを避ける。貯蔵する分は、子芋を外さない

参考にした公的情報・公開資料(2026年10月23日確認)

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